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あさくら画廊

最終更新: 2019年11月13日


「結局王道が好きなんですよ」

「ギャルの人に対する接し方が好きですね」

「ピンクは自分にとって脳に良いんですよ」

「分かり合えちゃうのは嫌なんですよ」

「自分自身をサブカルチャーだとは全く思わないです」


あさくら画廊店主 辻修平氏より


2018年4月26日 インタビュー ライター:Mana

東京都足立区の北部にある竹の塚駅は、隣接する埼玉県草加市、川口市、八潮市にまたがる広範な通勤圏を擁しているディープな下町である。そんな竹の塚には街のシンボル、もしくはメッカ的存在とも言えるであろう画廊が存在する。駅から数分閑静な住宅街が続く中、突如宇宙船の如くどピンク塗れの秘境が出現する。その名は「あさくら画廊」だ。数々のメディアにも取り上げられていることもあって、読者諸君は既に存じ上げているかも知れないが、より深くその実態を調査した結果をここにご報告させて頂きたい。




偶然通りすぎる者がいるのならば、幻覚を見たと勘違いする事請け合いな程浮世離れした外観、目に飛び込んで来るインパクトはやはり実際に訪れた者しか味わえないであろう。廃材やオブジェクト、絵画で余す事なく敷き詰められた入り口に少し恐る恐る足を踏み入れると、薄暗い部屋はまるでフィルターをかけた様なピンクの世界が広がる。部屋からは甘いピーチの香りが漂い、さながらテーマパークの様な風格を持ち、昨今話題のインスタ映えを軽く凌駕する。来訪を知らせると、中からスキンヘッドのカジュアルな風貌の男性が出迎えて下さった。彼こそがあさくら画廊の主である辻修平氏である。



正直このパンチの効いた画廊をどんな方が産み出したのか検討もつかなかったが、意外にも辻さんは話しやすく気さくでよく笑う親切な方であった。一時期は小学生たちの溜まり場のようになっていたらしく、放課後になると子供達が襲撃してきたそうな。(小学生たちと辻さんのエピソードは後に詳しく)

あさくら画廊は二階建ての民家を改造したもので、辻さんの実のお祖母様のお家であったそう。一階部分には、所狭しと作品達が出迎える。家一体がアート作品となっているのだ。



入り口の扉を開けると、ぬいぐるみや数々の廃材で組まれたオブジェクトが来訪者を待ち構えている。あさくら画廊は全ての絵画、オブジェクト、何から何まで全てが売り物なのである。驚くことに画廊自体も売り物なのだとか。全ての値段はあまり定まってないようなので、家自体の購入や大きなオブジェクトなどの購入を希望される場合、値段は辻さん本人に直接聞いて頂きたい。



首をあげると天井部分には空き缶や食品の空き箱、ぬいぐるみなどが貼られている。やはり天井もピンク一色であり、またどこへ目を向けてもこちらを楽しませてくれる仕掛けがある。



キッチンも無論ピンクだ。辻さんが日頃からよく食べているのだという豆の缶詰めなどがあることから、実際に使用されていることが伺える。



少し内部に進んで扉を開けるとトイレがある。もはやトイレとしての役割を果たしているのか疑問を持つが、このぬいぐるみを退ければ普通に使用できるらしい。



こちらは浴室部分。中にはおどろおどろしい血まみれのプーさんがぐったりしている。様々なメディアにも取り上げられているこのプーさんだが、実は辻さん自身意識して産み出した作品ではないそうだ。

浴室を後にして再び入り口付近に目を向けると可愛らしいイラストや謎の言葉が貼られらた仏壇がある。仏壇の中央には辻さんが好きだというブライスドールが飾られ、かなりメルヘンチックな仕上がりになっている。仏壇の上部のイラストや下部のくさっただんごと書かれたものは、あさくら画廊が小学生の溜まり場であった時期に彼らによって描かれたものらしい。小学生たちが訪れなくなった今も面白いからそのままにしてあるのだとか。




一階部分の中央に君臨する真っピンクのファンシーな象のオブジェクトはなんと100キロの重さがあるのだという。100キロだからお値段は100万円。



象の横に立て掛けられている大きな絵は、辻さんが尊敬しているアーティストの1人である草間彌生氏が描かれている。辻さんが描く人物は目がデフォルメされたように大きいのだが、草間氏に限ってはあまりデフォルメに感じないのが不思議である。




ピンクのランドセルにポップな書体で意味深なメッセージが綴られている。こんなランドセルを背負った小学生がいたとしたらなんてアバンギャルドな子供なのだろう、、、と勝手に妄想が膨らむ。



山積したコラージュ作品はお手頃価格の一枚1000円で販売している。一時期辻さんの中に訪れたコラージュブームの時に大量に創り出されたのだとか。あさくら画廊の世界観を手軽に味わえ、且つ大量に積まれた中から自分のお気に入りを見つけ出すのも一興だ。

また、あさくら画廊では似顔絵を描いて頂くことができる。画廊に訪れた記念に似顔絵を頼む方も多いのだそう。こちらも一枚千円だ。今回取材した我々も似顔絵を描いて頂いた。



一階部分の最奥には「ころす」という字で埋め尽くされた手動式メリーゴーランドが。恥ずかしそうにもしながらこちらのリクエストで中に入って頂いた。

続いて二階に上がってみると一階部分に比べると随分と足場も視界もすっきりとした空間が広がる。まさに辻さんの居住スペースといったところだろうか。



階段を登ってすぐブランコが出現する。これは小学生たちのリクエストによって生まれたもので、これが出来てからさらに来る子供たちの数が増えてしまったのだとか。



二階部分で最も存在感を放つ大きなキャンバスに描かれたこの作品は益若つばさ氏がモデルなんだそう。実は辻さんが作品のモチーフとして度々あげている目の大きな女の子は、ティーンのギャル雑誌「Pop teen」の影響が強いらしい。



こちらは辻さんの作業スペースと言える場所で、製作中の作品や、大量の絵の具のストックなどがある。



こちらは卓袱台。ど迫力のギャルが描かれている。



部屋の奥には大量に積み上げられた数々の本がこれまたピンクに塗られている。本の中には辻さんのお兄様が出版されたコンピュータの実用書も存在している。また本が増えていけばここに積み上げられピンクに塗られていくのだそうだ。



押入れの引き戸を開けると、初めて生活感を感じる空間を見つけた。ここは辻さんの寝室部分で、衣類やタオルなどが収納されている。夏場はエアコンが効かないらしく、大変過酷な環境なのだとか。

ベランダに出てみるとやはりピンク一色、この上を登ると、いよいよ最上階だ。




完全に屋根の上に作られた屋上はなかなかスリリングなので足元には細心の注意を払って楽しんで頂きたい。この子供用遊具は辻さんの知り合いのお子さんから譲り受けたものなのだとか。



周りの世帯の屋根が真横に見える屋上は、近隣の方からどういう反応を受けているのか少々心配になって辻さんに尋ねたところ、一度もクレームを受けたことは無いのだそう。ご近所付き合いもどうやら良好なようで、たまに遊びにきたりもするらしい。なんて暖かな街なのだろう。



屋根裏の中央部分には椅子とテーブルも用意されている。あさくら画廊の横のアパートに帰宅する高校生と屋根の部分がほぼ同じ目線であまりのシュールな光景にたじろいだが、高校生は涼しい顔をして部屋に入っていった。彼にとってはこの光景は見慣れた日常なのだろう。お客さんが来るとここに座ってお話をしたりするそうで、その多くの最終地点が人生相談になるのだとか。 



テーブルにはメルヘンなランチメニューが書かれている。しかしこれらは全く出していないそうで、あさくら画廊はランチ営業は行なっていない。



屋根には素数が書かれている。なぜ素数を書いているのかと疑問が残るが、辻さん自身が素数がお好きなそうで、4349までは頑張っていたが現在はこの数字で止まっているのだそう。ちなみにこの素数には屋根に素数を貼ってUFOを呼んでるらしい。残念ながら今のところはUFOは来ていないそうだ。しかし辻さんがあさくら画廊に住み出した当初は幽霊が出ていたという。長らく空き家だったことが、幽霊が住み着いてしまったのが原因なのでは無いかと辻さんは語る。幽霊を目撃したのは、夜寝ていて目が醒めると金縛りにあい、ふと目を開けると緑のレーザービームが飛んで来て、その後浮世絵の顔の女性が飛んで来たのだそう。しかし現在は辻さんが住み始めたことにより全く幽霊を目撃することは無くなったのだとか。


インタビュー あさくら画廊店主 辻修平 氏


「小学生の中の1人が火の面白さにハマってしまって笑」

あさくら画廊に散りばめられた小学生の絵や謎の言葉は先ほど紹介させて頂いたが、とある事件を境に子供達はあさくら画廊と距離を置かなくてはいけない事態となる。約二年前、辻さんがお香を焚くために家に置いてあった箱マッチが小学生たちのおもちゃになったことが原因で事件は起こる。マッチで火を起こす際に擦るのが楽しかったのか、その中の1人が近くの広場でボヤ騒ぎを起こしてしまったのだそう。近所の方が小学校の方に通報したところ、誰にマッチを教わったのかと聞かれた際にピンクの家のおじさんから教わったと供述してしまったことで、警察までもがあさくら画廊に出動する羽目になってしまったのだとか。警察と辻さんが話し合った結果、ここを小学生たちの出入りを禁ずるということで話は纏まった。子供達がここに訪れなくなって寂しいかと尋ねると、全くそうではないそうだ。辻さんからすれば毎日放課後に大量に小学生が訪れることで絵を描く時間がなかなか確保できなかった中、この事件を境に再び絵を描くことができるようになったのである。

しかし、小学生たちの作品も面白いと感じたらそのまま残しておく辻さんの柔軟性こそが彼の作風とも取れる魅力の一つではないか。 

アニメやギャル文化、ロリータファッション、ヒップホップなど多くのものから「サンプリング」して辻さんの作品は生み出されている。それは絵のタッチに限らず、作品のタイトルからも感じられる。

「大量の絵のストックとタイトルを組み合わせるのが楽しかったんですけど」

辻さんの作品のタイトルの中には、辻さんがインスピレーションを受けたアニメやアーティストが内在していることも多い。

「少女革命ウテナ、キルラキルが好きです。」

「少女革命ウテナ」とは1997年に放送された「美少女戦士セーラームーン」シリーズのメインスタッフだった幾原邦彦がスタッフを集めて制作集団ビーパパスを結成し、女漫画家さいとうちほと製作したアニメ作品だ。宝塚歌劇と前衛舞台劇を要素としており、アバンギャルドな演出が特徴だ。

もう一方の「キルラキル」は特に辻さんお好みのアニメであり、2013年から2014年に放送されていた。「天元突破グレンラガン」を制作した主要スタッフが独立後、企画から立ち上げた初のテレビアニメシリーズ作品である。中でも登場人物の1人「満艦飾マコ」が好きなそうで、外装の作品の一部にも「満艦飾」という言葉が使われている。

アニメのみならず、辻さんは様々なカルチャーからインスピレーションを受けている。

その中にヒップホップがある。作風からはあまり想像しにくい事実だが、辻さんに似ない「ワルさ」に惹かれているのだそう。特に90年代~2000年代初頭の ウータン・クランがお好きであるそうだ。1992年頃にグループのリーダーであるRZAの主導の下で結成された。「ウータン」という名前はカンフー映画「少林寺武者房」に登場する武当派から取られた。

[Dr. Dre - Still D.R.E. ft. Snoop Dogg]

[Method Man, Redman - Da Rockwilder]

[Eminem - When I'm Gone]


ラップに限らず、アイドルも聞いていたそう。中でも「ゆるめるモ!」がお好きなようで、推しはようなぴさんとしふぉんさんなのだとか。辻さんがゆるめるモ!の存在を知ったのは、とあるテレビの取材を受けた際に、ロケでメンバーあさくら画廊を訪れたことが出会いだったそう。作品の中に、ゆるめるモ!の楽曲「夢なんて」の歌詞が描かれたものまである。

[夢なんて]



こちらはでんぱ組.incの「サクラあっぱれーしょん」の歌詞が描かれた入り口部分の作品だ。多種多様な趣味を持つ辻さんだが、もちろん画家として尊敬しているアーティストも存在する。

「草間さんの芸術に対する姿勢が物凄いので」

あさくら画廊の中には随所に草間氏を描いた作品や切り抜きなどが散りばめられている。



小学生のイラストの横に草間氏の切り抜きも馴染んでいる。

確かに辻さんの絵画のテイストとして、草間氏をリスペクトしていると思うと納得がいく。意識的に草間氏のモチーフを取り込んでいるわけでは無いそうで、辻さん自身が草間氏が好きなものが偶然好きだったことで、水玉などで描かれた作品も存在する。

「結局王道が好きなんですよ」

草間氏のみならず、アンディーウォーホール、バスキア、ゴッホなど著名な画家からも影響を受けている。 

今や世界中から注目を集める村上隆氏は好きかと尋ねると、作品は好きだが絵に対する姿勢は辻さんと全く逆であるそうだ。

「描きたいときに描きたいものを描く」

実に辻さんらしい言葉だと思った。村上隆氏はそれでは世界に通用しないと本で述べているらしいが、反対に横尾忠則氏はコンセプトよりも描きたいから描くという衝動を原料に絵を描いているそうだ。草間氏と同様のこの姿勢が辻さんは尊敬しているのだとか。

辻さんの絵画の最大の特徴とも言える目が大きい女の子の絵は18年前ごろから描かれるようになったのだという。今の目の大きさに辿り着くまでには色々な試行錯誤があったそうで、当初描き始めた頃は目が大きすぎて顔からはみ出ていたのだという。辻さんとしては今の目の大きさと位置が一番ベストなのだとか。

目の大きい絵を描き出した当初はファッション雑誌のモデルをイメージしていたそうだ。中でも「Pop teen」「Ranzuki」「KERA」「LARUMU」「VOUGH」などを買い漁って参考にしていたのだとか。

しかし回数を重ねることでその恥じらいは全く無くなったのだという。さすがの辻さんも初めは買うのに躊躇いがあったのだろう。

「自分から出る可愛いを描こうと思って」

そして10年ほど前からアニメを見始めた影響でアニメの色々な要素をサンプリングし、煮詰めて新たなタッチの絵が増えていったのだ。

「ロリータ文化が無くなってしまうのはもったいない」

辻さんが描く絵の中にはロリータファッションに身を包んだ女の子も数多い。近年はロリータファッションも衰退して来ており、寂しいと辻さんは語る。以前あさくら画廊の取材でドイツ人のユーチューバー「カティーキャット」さんはあさくら画廊を訪れた際ここに大変感銘を受け、「自分はロリータ文化を守るためこの格好を続けていく」という力強い言葉を残していったのだとか。

「ギャルも段々薄くなって来ているじゃないですか」

確かにギャル雑誌の最近の傾向としてもナチュラルなメイクの流行が影響しているのか以前より派手派手しいギャルは減りつつある。辻さんはまた時代のサイクルで派手なギャルたちが復活するのを期待しているそうだ。ギャルのビジュアルだけでなく、その精神性も面白くて好きなのだとか。

「ギャルの人に対する接し方が好きですね」

辻さん曰くギャルの精神は小学生に近いものがあるのだという。壁を作らず、誰とでも仲良くなれるところが分かりやすくて好きなのだそう。

「家族は仲良いっすよ」



天井スペースある新聞の切り抜きについて尋ねると辻さんのお兄様の記事が飾られている。大学で研究者をしているそうで、彼が出版した本の中には辻さんのイラストも使用されている。兄弟のコラボ作品ですと嬉しそうに語って下さった。



作業スペースの上部には辻さんのご両親の絵も飾られている。辻さんの創作活動にも前向きに応援して下さっているそう。

ただ妹さんとはあまり上手くいってないそうで、辻さんは実家を出てこのあさくら画廊に住むようになったそうだ。

「絵画教室とかに通ったことはないですね」

辻さんは全て独学で絵を描いているのだとか。小さい頃から絵を描くのが好きで、図工や美術の時間が楽しかったと語る。ただ本格的に絵を描く様になったのは22歳ごろからで、美術大学には一切通ってないそうだ。

「学生時代は暗かったです」

小学校までは活発に友達と遊んでいたそうだが、中学生になるにつれて1人でいることが増えたのだという。当時ヤンキー文化全盛期だった頃、小学生時代に仲が良かった友達もどんどん不良になっていき、勉強に力を入れる様になっていった。周りが不良になる中で特に影響される事もなく、高校生になるとアーチェリー部に入部し、部活動にも精を出していたのだとか。一方でクラスのイケてる男子に密かに羨ましさも感じていたそうで、実に学生らしい一面もあったことを教えて下さった。

「ピンクは自分にとって脳に良いんですよ」

今更ながらあさくら画廊がなぜここまでピンクに徹しているのかと誰もが疑問に思うだろう。日本ではピンクは性的な意味も持ち、ポルノ映画をピンク映画と形容する場合もあるが、辻さんにとってピンクは目が冴えて脳に良いのだとか。ギャルとピンクの相乗効果によって、あさくら画廊はハッピーな空間に仕上がっている。SNSでも話題になった異色肌ギャルとも勝手ながら精神的な繋がりを感じる。

「今の脳の状態が絶好調なので」

部屋一体がピンクでトッリッピーな空間でありながら作品も常人では思いつかない様な摩訶不思議なものが多いことから、あさくら画廊にドラッグカルチャーを想起させるのも無理はない。辻さん自身ドラッグをやっているのかとはよく聞かれるそうだが、ノードラッグでここまで来たと語る。ドラッグに限らず、お酒も飲まずタバコも一切やらないそうで、まさに健康志向な一面が伺える。 ドラッグの作用で想像力や創作欲が掻き立てられるという話はよく耳にするが、辻さんは今の状態で作品は良い状態で絶好調だからドラッグは自分にとって必要ないと語る。むしろドラッグの影響で今の作品たちやこれからの製作が壊れてしまうのが嫌なのだそう。

「分かり合えちゃうのは嫌なんですよ」



辻さんはアーティストの友達はあまりいないのだという。理由として画家同士分かり合えてしまうとあまり創作に良い影響がなくなってしまうのだとか。

「絵を描くもの同士で集まってしまうとその世界から抜け出せなくなってしまう様な気がして」

私事ではあるが、大学で芸術を専攻している身としてはハッとする言葉であった。辻さんがこんなにも多く毎日作品を生み出し、色々なカルチャーからインスピレーションを受けて作品を発表できるのはコミュニティーに入らず黙々と作品に取り組んでいるからではないか。まるで仙人の様に自分の身体から生み出されるのを昇華し作品に投影する。このスタンスこそが辻さんなのだ。

「自分自身をサブカルチャーだとは全く思わないです」

確かに日本のアートシーン、アニメカルチャー、何がサブカルチャーでメインカルチャーなのか混沌としている今の時代だ。ただ、自らをサブカルチャーと定義しているアーティストはまがい物の様に感じてしまうのも事実だ。

「俺は若者は大好きですけどね」

小学生、中学生の突飛な発言や自由な行動が面白くて好きだと辻さんは話す。以前いたずら好きの小学生に、辻さんが作品の素材として買ったホースを勝手に持ち出してなんと何処かに捨てて来てしまったことがあるらしい。しかも翌日何食わぬ顔でまた遊びに来たことで、温厚な辻さんも流石にブチ切れた。この出来事から辻さんは初めて「怒る」という感情を知ったのだとか。

あさくら画廊には膨大な作品、テーマパークの様な壮大な仕掛けの数々が来訪者を待っている。しかしあさくら画廊の一番の注目すべき点はオーナーの辻さんなのではないか。あさくら画廊に足を運んだ際には辻さんとじっくり会話し、この空間を生み出した辻さんの脳内に迫って頂きたい。



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